続 校注 唐詩解釈辞典〔付〕歴代詩
松浦 友久編著
大修館書店

続 校注 唐詩解釈辞典
〔付〕歴代詩
松浦 友久編著
大修館書店 2001年4月
A5判 函入1174ページ
ISBN 9784469032123
本体 14,000円
本書は、『校注唐詩解釈辞典』の続編として、正編に収めきれなかった有力な唐詩を精選編集するとともに、日・中の漢詩読書史のなかで重要な役割を果たしてきた歴代の名作を、『詩経』から魯迅に至るまで、厳選して収録している。
正編一六〇首、続編一五四首、合計三一四首の主要作品が網羅されたことによって、読者は、漢詩読書史の大勢を重点的に把握されるとともに、その研究・解釈・鑑賞等に関わる正確な情報を容易に把握されることになるであろう。
松浦友久 (『続 校注唐詩解釈辞典』「あとがき」)
収録作品
韋応物
幽居
韋荘
古離別
王維
渭川の田家 / 寒食汜上の作 / 鳥嗚〔カン〕 / 使して塞上に至る / 田園楽 / 輞川の閑居 / 猟を観る / 別るる者を観る
王建
新嫁娘 / 水夫の謡
王昌齢
閨怨
王勃
蜀中の九日 / 仲春の郊外 / 滕王閣
温庭筠
商山の早行
賈至
初めて巴陵に至り、李十二白・裴九と同に洞庭湖に泛ぶ
賈島
隠者を尋ねて遇はず
韓翃
寒食
寒山
千雲 万水の間
韓愈
山石 / 落歯
魚玄機
送別
許渾
秋思
伝、荊叔
慈恩の塔に題す
元稹
楽天の書を得たり
高適
塞上にて笛を吹くを聞く / 田家の春望
顧況
湖中
常建
宇文六を送る / 破山寺の後の禅院に題す
岑参
春夢 / 白雪の歌 武判官の帰るを送る
沈佺期
古意 / 邙山
薛濤
友人を送る
宋之問
大庾嶺の北駅に題す / 端州駅に至りて、杜五審言・沈三佺期・閻五朝隠・王二無競の、壁に題せるを見て、慨然として詠を成す
張謂
長安の主人の壁に題す
張説
還りて端州駅に至る、前に高六と別れし処
張祜
金山寺
張籍
野老の歌
陳子昂
感遇 / 薊丘覧古
陳陶
隴西行
鄭谷
淮上にて友人と別る
杜秋娘
金縷の衣
杜荀鶴
夏日 悟空上人の院に題す
杜審言
晋陵の陸丞の早春遊望に和す
杜甫
哀王孫 / 韋左丞丈に奉贈す二十二韻 / 客至る / 官軍の河南河北を収むるを聞く / 月夜 舎弟を憶ふ / 倦夜 / 江村 / 江亭 / 西閣の夜 / 絶句二首 / 天末にて李白を憶ふ / 白帝城の最高楼 / 返照 / 見ず / 無家の別れ / 野人 朱桜を送る / 夜 / 李白を夢む二首 其の一
杜牧
烏江亭に題す / 漢江 / 赤壁 / 早行
白居易
塩商の婦 幸人を悪むなり / 王昭君 二首 / 軽肥 / 舟中にて元九の詩を読む / 商山の路にて感有り / 村夜 / 杜陵の叟 農夫の困しみを傷むなり / 暮れに立つ / 賦して古原の草を得たり 別れを送る / 夜の砧を聞く / 夜の雪
皮日休
館娃宮にて古を懐ふ
孟浩然
故人の荘に過る / 洛陽に袁拾遺を訪うて遇はず
楊巨源
折楊柳
李益
夜 受降城に上りて笛を聞く
李賀
秋来る / 雁門太守行 / 蘇小小の墓 / 天を夢む
李商隠
錦瑟 / 嫦娥 / 無題
李白
秋に宣城の謝朓 北楼に登る / 金陵城西楼 月下の吟 / 京兆の韋参軍の東陽に量移せらるるを見る、二首 / 江夏にて宋之悌に別る / 酒に対して賀監を憶ふ二首、序を幷す / 春日 酔起して志を言ふ / 蜀道難 / 宣城にて杜鵑の花を見る / 晃卿衡を哭す / 天門山を望む / 杜陵絶句 / 労労亭 / 魯郡の東石門にて杜二甫を送る
劉長卿
重ねて裴郎中の吉州に貶せらるるを送る
盧綸
塞下曲 / 長安の春望
〔付〕歴代詩編
詩経
関雎 / 君子于役 / 碩鼠 / 陟岵 / 桃夭
楚辞
漁父伝、屈原
項羽
垓下の歌
漢高祖劉邦
大風の歌
漢武帝劉徹
秋風の辞
漢代楽府
薤露 / 江南 / 蒿里 / 上邪 / 長歌行 / 悲歌
古詩十九首
去る者は日に以て疎し / 生年 百に満たず / 迢迢たる牽牛星 / 行き行きて重ねて行き行く
曹操
短歌行
王粲
七哀の詩
曹丕
燕歌行
曹植
七歩の詩 伝、曹植 / 野田黄雀行
阮籍
詠懐詩八十二首 其の一
陶潜
飲酒 其の五 / 園田の居に帰る 其の一 / 子を責む / 雑詩其の一 / 帰去来の辞
謝眺
玉階怨
北朝楽府
勅勒の歌
林逋
山園の小梅
曾鞏
虞美人草の行
司馬光
洛に居りし初夏の作
蘇軾
湖上に飲し 初め晴れて後に雨ふる二首 / 春夜 / 西林の壁に題す / 六月二十七日望湖楼酔書 其の一
陸游
山西の村に遊ぶ
高啓
胡隠君を尋ぬ
王士禛
秋柳四首序有り 其の一
魯迅
自ら嘲る