校注 唐詩解釈辞典
松浦 友久編著
大修館書店

校注 唐詩解釈辞典
松浦 友久編著
大修館書店 1987年11月
A5判 函入 878頁
ISBN 9784469032024
本体 ¥10,000
本書は、日中両国の唐詩読書史において最も基本的かつ重要な役割を果たしてきたと思われる作品一六〇首を精選し、読解・鑑賞上、また研究・教育上、正確かつ豊富な関連資料を提供しようとするものである。
選択に当たっては、特に現行の一般書や教科書類に頻出する作品については、漏れなく採録するようにした。
松浦友久 (『校注唐詩解釈辞典』「凡例」)
収録作品
韋応物
鞏洛自り舟行して黄河に入る即事 府県の僚友に寄す / 秋夜丘二十二員外に寄す / 滁州の西澗
韋荘
台城
于武陵
酒を勧む
王維
九月九日 山東の兄弟を憶ふ / 元二の安西に使ひするを送る / 香積寺に過る / 酒を酌みて裴迪に与ふ / 雑詩 / 山居の秋暝 / 終南山 / 辛夷塢 / 相思 / 送別 / 竹里館 / 秘書晁監の日本国に還るを送る / 臨高台 黎拾遺を送る / 鹿柴
王翰
涼州詞 其の一
王建
十五夜 月を望む
王之渙
鸛鵲楼に登る / 涼州詞
王昌齢
従軍行七首 其の一 / 出塞二首 其の一 / 西宮春怨 / 芙蓉楼にて辛漸を送る二首 其の一
王勃
杜少府 任に蜀川に之く
王湾
北固山下に次る
賈島
桑乾を度る
賀知章
郷に回りて偶々書す
韓偓
尤渓道中
韓愈
左遷せられて藍関に至り姪孫湘に示す
魏徴
述懐
許渾
咸陽城の東楼
元稹
行宮 / 白楽天の江州司馬に左降せらるるを聞く / 楽天に寄す / 耿湋 / 秋日
高適
邯鄲少年行 / 除夜の作 / 人日 杜二拾遺に寄す / 董大に別る 其の一
高騈
山亭夏日
崔顥
黄鶴楼 / 司空曙 / 江村即事 / 章碣 / 焚書坑
常建
塞下の曲
岑参
京に入る使ひに逢ふ / 胡笳の歌 顔真卿の使ひして河隴に赴くを送る / 磧中の作
薛濤
春望の詞
銭起
帰雁
蘇頲
汾上にて秋に驚く
曹松
己亥の歳
戴叔倫
湘南即事
張説
蜀道にて期に後る
張九齢
鏡に照らして白髪を見る
張継
楓橋夜泊
張敬忠
辺詞
張若虚
春江花月の夜
張籍
秋思 / 征婦怨
趙嘏
江楼にて感を書す
陳子昂
幽州の台に登る歌
杜甫
哀江頭 / 飲中八仙歌 / 衛八処士に贈る / 岳陽楼に登る / 九日 藍田崔氏の荘 / 羌村三首 其の一 / 曲江二首 其の一 / 月夜 / 江南にて李亀年に逢ふ / 秋興八首 其の一 / 春日 李白を憶ふ / 春望 / 春夜 雨を喜ぶ / 蜀相 / 新婚別 / 秦州雑詩二十首 其の四 / 石壕の吏 / 絶句二首 其の二 / 絶句四首 其の三 / 登高 / 登楼 / 貧交行 / 兵車行 / 茅屋 秋風の破る所と為る歌 / 房兵曹の胡馬の詩 / 復た愁ふ / 旅夜書懐
杜牧
懐ひを遣る / 江南の春 / 山行 / 秦淮に泊す / 清明 / 宣州開元寺の水閣に題す 閣下は宛渓渓を夾みて人居む / 贈別 / 揚州の韓綽判官に寄す
白居易
燕詩劉叟に示す / 香炉峰下 新たに山居をトし 草堂初めて成り 偶々東壁に題す / 黒潭の竜 貪吏を疾むなり / 酒に対す 其の二 / 慈烏夜啼 / 新豊の臂を折りし翁 / 辺功を戒むるなり / 長恨歌 / 売炭翁宮市に苦しむなり / 八月十五日夜 禁中に独直し 月に対して元九を憶ふ / 花を買ふ / 琵琶行 序を幷す
孟郊
遊子吟
孟浩然
建徳江に宿る / 春暁 / 洞庭湖を望み 張丞相に贈る
駱賓王
易水送別
李益
従軍北征
李賀
感諷 其の三 / 将進酒
李商隠
無題 / 夜雨 北に寄す / 楽遊原
李紳
農を憫む
李白
越中覧古 / 王昌齢の竜標に左遷せらるるを聞き遥かに此の寄有り / 汪倫に贈る / 客中の作 / 峨眉山月の歌 / 下邳の圯橋を経て張子房を懐ふ / 玉階怨 / 金陵の鳳凰台に登る / 月下独酌 / 黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを送る / 酒を把りて月に問ふ / 山中にて幽人と対酌す / 山中問答 / 子夜呉歌四首 其の三 / 秋浦の歌十七首 其の十五 / 春夜 洛城にて笛を聞く / 将進酒 / 少年行 / 清平調詞 / 静夜思 / 宣州の謝眺楼にて校書叔雲に餞別す / 戦城南 / 族叔刑部侍郎曄及び中書賈舎人至に陪して洞庭に遊ぶ / 蘇台覧古 / 早に白帝城を発す / 独り敬亭山に坐す / 友人を送る / 廬山の瀑布を望む
柳宗元
漁翁 / 江雪 / 南磵中にて題す / 柳州の峨山に登る / 柳州の城楼に登りて漳・汀・封・連四州に寄す
劉禹錫
烏衣巷 / 秋風の引
劉希夷
白頭を悲しむ翁に代はる
盧僎
南楼の望